骨密度、カルシウムのことばかり考えていませんか?

カルシウムは骨にとって重要な成分の一つですが、カルシウムだけが充実していれば骨は強くなるのでしょうか?
答えはNoです。
ビルに例えるとわかりやすいと思いますが、手抜き工事でない限り、通常のビルは外側はセメント、ビルの支柱は鉄筋でできています。
骨の中の鉄筋部分は主にたんぱく質、骨の表面はカルシウムで覆われています。
カルシウムは充実していても骨の支柱のたんぱく質がしっかりとれていないと骨折につながってしまうこともあります。
人間は血液中に生きていくために最低限度のカルシムを必要としますが、血液中のカルシウムが減ってしまうと、血液中のカルシウムを維持するために
骨のカルシウムを削って血液中にカルシウムを送りこみます。しかも生きていくぎりぎりでは余裕がないため、多少必要な分より少し多くのカルシウムが骨からでていく
わけです。
骨からカルシウムを必要以上に溶出しないためには必要な栄養素をしっかり体にいれるということです。
まるごと頭からしっぽまで食べられる煮干しなどでだしをとる、またはまるごと食べるのもよいと思いますし、骨の支柱となるたんぱく質をしっかりとっていくことが
重要です。私達の体は私達の食べたものでなりたっています。パンやコンビニ食・外食などばかりでは私達の体は極論、外食・コンビニ食などでなりたっていることになります。
当然、体もしっかりした体になるのは難しいですよね。
1日3食の中でお肉・お魚・大豆製品などのたんぱく質、そして小魚、緑黄色野菜などで必要なミネラルをとることも大切です。
その上で筋肉を落とさないようにウォーキングや体幹運動などすることをお勧めします。
食と運動が私達の体を支える基本になります。食の取組・運動についてもご興味のある方はにはしっかりとお伝えしていきたいと思いますのでお気軽にご相談くださいね。
2022年05月01日 15:50