帯状疱疹になりにくい身体づくりとは?
帯状疱疹とはどのような症状なのでしょうか?
からだの左右の神経節にそって、左右どちらかにかゆみや痛み、ピリピリ感などの症状がでます。
かゆみや痛みを伴う発疹は小さな水ぶくれができ、数が増え帯状に症状がでてくることが多いので
帯状疱疹という病名にも帯という文字がつかわれています。
ひどくなると激痛を伴うこともあります。また帯状疱疹じたいの皮膚の炎症症状は落ち着いてもて神経節での症状が残ってしまい
神経痛に悩まされる方もいらっしゃいます。
もともと帯状疱疹は多くの方が幼少期に罹患するであろう水痘(みずぼうそう)です。
水痘ウイルスが体の神経節にひそんでいて通常は悪さをせずにじっとしている状態なのですが、何かのきっかけによりウイルスが神経節から
でてきて暴れてしまう、これがいわゆる帯状疱疹です。
では何かのきっかけとは何でしょうか?
きっかけは人それぞれ異なるとは思いますが、共通するのが体の免疫力の低下です。
免疫力が低下することで普段抑えられることができていた帯状疱疹のウイルスを抑えきれなくなってしまいます。
大きな原因は
①寝不足
②ストレス
③必要な栄養が不足している
④冷たい飲食物が多い
⑤飲食の中で炎症をおこしやすい食べ物が多い
主な原因は上記のようなものになります。
①寝不足についてですが、夜中の10時~深夜2時の間に体を休ませることにより肝臓に血液がもどります。
血液が肝臓にもどることにより十分に必要な栄養素が各臓器にまわりやすくなります。
②ストレスは過剰な活性酸素を起こすので体の修復に必要なミネラルを過剰に消費しますし、自律神経の乱れ、不眠、炎症が起こりやすくなります。
③体に必要な栄養素が足りていなくてもからだで発生してしまった活性酸素をおさえることができない、また充分に各臓器に必要な栄養素がみたされなくなります。
現代人の食事は1日に必要なカロリーは満たされていますが、必要な栄養素は満たされていないことが多いです。
④帯状疱疹の方は体が冷えている方が多いです。またこれからの梅雨の湿気の多い時期に症状がでる方が多いです。湿(余分なからだの水)が体内で滞ると湿熱(余分な水が熱化)
して炎症がおこしやすくなる。
⑤普段から揚げ物や甘いものなどのカロリーの高いもの、過度のお酒やたばこなどでも体が炎症を起こしやすい体質になります。これらは細胞の膜を固くします。
逆にえごま油、アマニ油、魚油(青魚)は細胞の膜を柔らかくし炎症をおこしにくい体質をつくります。
①~⑤のようなことを日常生活の中でできるだけ気をつけるということが大切です。
特にこれからジメッとして湿度も高くなりつい、氷の入った冷たいものなども好んでしまいがちですが、胃腸が冷えると体の余分な水分をさばくことができずに免疫力の低下にも
つながるので注意してください。
上記のようなことに注意し、それでも帯状疱疹の症状がでてきてしまうという方は是非、ご相談いただければと思います。
2022年05月22日 18:17